コロナ感染した妊婦の出産記録 〜抗体カクテル療法の効果と副作用〜

ByK.I

臨月で新型コロナウィルスに感染し、感染発覚当日に帝王切開で出産した実体験のブログです。
コロナ重症化を防ぐための抗体カクテル療法について記録します。

コロナ感染出産について、こんなに連載するつもりはなかったのですが、前々回〜前回記事の反響が意外と大きかったので、もう少し参考情報を残しておこうと思います。

▼参考ブログ記事
臨月の妊婦が新型コロナ感染。赤ちゃんに会えない出産体験記

新型コロナ感染した妊婦の出産記録 〜発症に怯える入院生活〜

コロナ感染した臨月妊婦が受けた点滴の画像



抗体カクテル療法とは?


最近ニュースでもよく聞くようになりました。
トランプ前米大統領も、このカクテル療法を受けて1週間でコロナを完治させたと報道されていましたね。

『コロナ軽症者向けの新しい治療方法』というイメージです。

私の場合は、感染発覚から7日目(産後7日目)の血液検査でリンパ球の値が低すぎるということで、『軽症に見えるけれど体内ではコロナウィルスの攻撃を受けている』と医師から伝えられました。

PCR検査陽性から時間は経っているものの今後重症化の可能性が否めないということで、『コロナウィルスの増加を防いで重症化を防ぐために、抗体カクテル療法を試してみましょう』と提案を受けました。

海外の治験では、重症化や死亡リスクを70%減らせるという結果が出ています。ウィルスの増殖を防ぐことに焦点を当てた治療法です。



コロナ感染妊婦が受けた抗体カクテル療法の副作用についての説明


副作用については、発熱、吐き気、アレルギー症状などの可能性があることについて説明を受けました。


抗体カクテル療法は、妊娠中・授乳中でも受けられる?



一番気になるのは、『妊娠中や授乳中であっても、抗体カクテル療法を受けて大丈夫なのか?』という点です。

妊娠中・授乳中の方も受けられる治療方とされているそうですが、ここは医師も強く断言しにくいようでした。

抗体カクテル療法は新しい治療方法で、正式なフローで認められたものではなく、緊急・イレギュラーで取り入れられたものです。

15歳未満の子供への臨床研究がまだされていなかったり、日本での治療ケースもまだ少なかったり、とまだまだサンプル数が少ないため『妊娠中・授乳中の人に投与して本当に問題がないのか?』という問いには、『まだサンプル数が少ないので分からない』というのが正直なところかと思います。

私が出産入院していた愛育病院では、抗体カクテル療法の治療ケースは私で3人目だそうです。
薬自体の供給も少ないそうで病院にストックがある訳でもなく、この日たまたま1つ入ってきた分を使わせていただけました。

また、抗体カクテル療法を受けるには、事前にリスク説明を受けて同意書へのサインが必要になります。

コロナ感染した臨月妊婦が受けた抗体カクテル療法についての説明書


コロナ感染した臨月妊婦が受けた抗体カクテル療法についての説明書


コロナ感染した臨月妊婦が受けた抗体カクテル療法についての説明書



抗体カクテル療法の点滴スタート



抗体カクテル療法の治療は、30分程度の点滴1回で完了します。

せっかく点滴の管が取れたところでしたが、再び点滴のルートを取ってもらいました。
やはり一発では入らず、内出血。。穴が増えました。
『手の甲で良いです』と伝えてルートを取ってもらいました。

心電図と酸素飽和度のモニターを付けて、抗体カクテル療法の点滴開始。

アレルギーなどの重篤な副作用が出てしまうといけないので、点滴中の30分間は看護師さんが同室で様子を見ていてくれました。


抗体カクテル療法の副作用は?



点滴中の30分間は特に問題ありませんでしたが、念のため点滴後の2時間は心電図と酸素飽和度のモニターは付けたまま安静に過ごすように伝えられました。

点滴直後は特に体調の変化はありませんでしたが、私の場合は点滴完了の1時間後あたりで軽度の頭痛と寒気の症状が出ました。結構な寒気でしたが、発熱はしませんでした。

副作用は個人差があるので、何も症状が起きない場合もあります。


抗体カクテル療法の効果は?



点滴を受けたからといって、すぐに咳などのコロナウィルスの症状が治まるわけではありません。
引き続き咳は出ており、咳の回数が減った訳ではありません。

抗体カクテル療法を受けて良かったと感じるのは、症状緩和の即効性よりも『安心感』です。

私の場合は、妊娠糖尿病かつ妊娠後期のコロナ感染だったので、かなり重症化リスクが高いとされていました。
過去の傾向からも『重症化すると思うので覚悟してください』と入院初日に言われていたので、本当に気の休まらない入院生活でした。

新しい治療方法でサンプルが少ないとはいえ、重症化を防げるという結果の出ている治療を施してもらったおかげで精神衛生上良かったと感じました。


満床のため退院



当初の予定では、新型コロナ感染発覚の8月11日から10日後の21日に退院と伝えられていました。

私が入院した時は、コロナ感染した妊婦のための病棟に入院しているのは私1人だけでした。
ところが、この1週間のうちにどんどんベッドが埋まり満床になっていました。

私は比較的軽症であり、コロナ軽症者への唯一の治療法である抗体カクテル療法も受けて治療は完了しているということで急遽退院の流れへ。

こんなに短期間でベッドが埋まってしまう様子を目の当たりにして、より危機感を強く感じました。
少し時期がずれていたらコロナ感染発覚時にスムーズに入院できなかったかもしれない、産院をたらい回しにされたかもしれない、と思うと怖いです。


まだ、咳も出ていてお腹の傷も痛かった為、痛み止めのロキソニンと咳止めのお薬をお土産として処方していただき、出産後8日目に退院しました。

8/16 主人:ホテル療養から帰宅
8/17 娘: 小児科入院から帰宅
8/18 私: コロナ感染妊婦病棟から帰宅

こうして家族バラバラだった私たちは1人ずつ家に帰還中です。

最後まで病院に残っているのは、赤ちゃん。

体調が安定してきたそうですが、NICUからGCUに移動してまだ入院中です。保育器から出て経過観察していただいており、21日に退院予定です。

生後10日の息子にやっと会えるのを家族一同楽しみにしています。


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